アカデミー製『P-47D』製作記
前回からだいぶ間が開きましたが
今回も模型製作のお話を…
アカデミー製1/72スケール
「リパブリックP-47Dサンダーボルト」
アカデミーとは韓国の模型メーカーで
飛行機、船、AFVと幅広く展開しています。
不評だった時期もありましたが、
ここ数年は金型技術の向上で精度も良く
しかも値段が安い。
日本の模型メーカーに比べると確かに見劣りはしますが、
ひと手間を加えることで自分なりの作品に
仕上げることも可能です。
もともと安いのですが、
模型店でアカデミー製品半額セールやってたのでゲット!
パーツ数も少ないですね。
早速仮組みをしてチェック、特別問題点はなさそうです。
さて、今回のお題①は「リベット表現」。
飛行機の表面には外板を止めるリベット等があります。
デバイダーの針を使って穴をポツポツと。
上がキットのまま、下が穴をつけたもの。
実際の機体はもっとたくさんあるのですが、
今回は初ということでパネルラインの所だけ。
思ったより穴が小さいですね。
しかも目見当でしたので歪んでるし間隔が揃ってないし…
これは今後の課題ですね。
主翼のフラップを切り離しました。
角度を変えることで変化を与えます。
タミヤのラッカー缶スプレーシルバーを全体に塗装。
さて、次のお題②は「インベイジョン・ストライプ」。
インベイジョン・ストライプとは
連合軍がヨーロッパ上陸のさい敵機と味方を識別するための
白と黒の帯状の塗装のことです。
キット付属の塗装図にはないのですが
かっこいいので採用!
まずはタミヤアクリルの白を筆塗り。
白はなかなか色がのらないですね。
マスキングテープを剥がして
同じくタミヤアクリルの黒を筆塗り。
ゆがみやはみ出しは後でリタッチすればよいので
ここでは気にしません。
昔はこれが怖くて手が止まってました。
「後で修正すればよい」
開き直ったこの気持ちが大事ですね。
風防の枠はまずラッカー塗料の黒を筆塗りし、
その後アクリルのシルバーを筆塗り。
マスキングは面倒なのでフリーハンドで。
1/72スケールだからこそですね(笑)
機体上面に防眩塗装のオリーブドラブを。
この後、アクリル塗料で筆塗りしたところを
スポンジヤスリで軽くヤスって塗装剥がれ、褪色を表現。
またシルバーを所々に塗って塗装剥がれを表現。
この時にはみ出し等の修正をしてます。
切り離して別に塗装していたフラップを取り付け。
支持索?操舵索?をそれっぽく(笑)
一旦缶スプレーのツヤ有りクリアーを吹き付けて
デカールを貼り付け。
機首のノーズアートは曲面に馴染まず苦労しました。
乾燥させて今度は缶スプレーのツヤ消しクリアーを吹き付け。
パネルラインにタミヤのスミ入れ塗料のブラウンとブラックを。
100均のメイクアップ用スポンジを使って
ウェザリングマスターで煤汚れを再現。
パネルラインにも擦り付けていきます。
最後に風防、主脚、アンテナを取り付けて完成。
今回の製作を振り返り、
まずはリベット表現。穴が小さすぎたようですね。
でもこのスケールではある程度間引きは必要かも。
分かったことは間隔を測り、まっすぐになるよう工夫して
専用の道具を使う事。
インベイジョン・ストライプは塗装剥がれ有りきだったので
気楽に塗装出来ました。
これをクッキリハッキリとするならきちんとマスキングは
必要かも。
概ねイメージ通りに仕上がったので良かったです。
今回も楽しめました。
失敗を恐れずに楽しむことが大事ですね。
アカデミーの安いキット、楽しむ価値アリです!
バルコニーにて