アカデミー製『P-47D』製作記

前回からだいぶ間が開きましたが

今回も模型製作のお話を…

 

アカデミー製1/72スケール

「リパブリックP-47Dサンダーボルト」

 

アカデミーとは韓国の模型メーカーで

飛行機、船、AFVと幅広く展開しています。

不評だった時期もありましたが、

ここ数年は金型技術の向上で精度も良く

しかも値段が安い。

日本の模型メーカーに比べると確かに見劣りはしますが、

ひと手間を加えることで自分なりの作品に

仕上げることも可能です。

 

f:id:akabo999:20201003205839j:plain

もともと安いのですが、

模型店でアカデミー製品半額セールやってたのでゲット!

 

f:id:akabo999:20201003210159j:plain

パーツ数も少ないですね。

 

f:id:akabo999:20201003210330j:plain

早速仮組みをしてチェック、特別問題点はなさそうです。

さて、今回のお題①は「リベット表現」。

飛行機の表面には外板を止めるリベット等があります。

 

f:id:akabo999:20201003213226j:plain

デバイダーの針を使って穴をポツポツと。

 

f:id:akabo999:20201003212543j:plain

上がキットのまま、下が穴をつけたもの。

実際の機体はもっとたくさんあるのですが、

今回は初ということでパネルラインの所だけ。

思ったより穴が小さいですね。

しかも目見当でしたので歪んでるし間隔が揃ってないし…

これは今後の課題ですね。

 

f:id:akabo999:20201003213920j:plain

主翼のフラップを切り離しました。

角度を変えることで変化を与えます。

 

f:id:akabo999:20201003214425j:plain

コクピットを組み込み胴体、主翼と取り付けて士の字に。

タミヤのラッカー缶スプレーシルバーを全体に塗装。

 

さて、次のお題②は「インベイジョン・ストライプ」。

インベイジョン・ストライプとは

連合軍がヨーロッパ上陸のさい敵機と味方を識別するための

白と黒の帯状の塗装のことです。

キット付属の塗装図にはないのですが

かっこいいので採用!

 

f:id:akabo999:20201003215422j:plain

まずはタミヤアクリルの白を筆塗り。

白はなかなか色がのらないですね。

 

f:id:akabo999:20201003215934j:plain

機首と尾翼の赤帯タミヤアクリルで筆塗り。

 

f:id:akabo999:20201003220028j:plain

マスキングテープを剥がして

同じくタミヤアクリルの黒を筆塗り。

ゆがみやはみ出しは後でリタッチすればよいので

ここでは気にしません。

昔はこれが怖くて手が止まってました。

「後で修正すればよい」

開き直ったこの気持ちが大事ですね。

 

f:id:akabo999:20201003223524j:plain

風防の枠はまずラッカー塗料の黒を筆塗りし、

その後アクリルのシルバーを筆塗り。

マスキングは面倒なのでフリーハンドで。

1/72スケールだからこそですね(笑)

 

f:id:akabo999:20201003223833j:plain

機体上面に防眩塗装のオリーブドラブを。

この後、アクリル塗料で筆塗りしたところを

スポンジヤスリで軽くヤスって塗装剥がれ、褪色を表現。

またシルバーを所々に塗って塗装剥がれを表現。

この時にはみ出し等の修正をしてます。

 

f:id:akabo999:20201003224452j:plain

切り離して別に塗装していたフラップを取り付け。

支持索?操舵索?をそれっぽく(笑)

 

f:id:akabo999:20201003225723j:plain

一旦缶スプレーのツヤ有りクリアーを吹き付けて

デカールを貼り付け。

機首のノーズアートは曲面に馴染まず苦労しました。

乾燥させて今度は缶スプレーのツヤ消しクリアーを吹き付け。

 

f:id:akabo999:20201003230205j:plain

パネルラインにタミヤのスミ入れ塗料のブラウンとブラックを。

 

f:id:akabo999:20201003230431j:plain

100均のメイクアップ用スポンジを使って

ウェザリングマスターで煤汚れを再現。

 

f:id:akabo999:20201003230710j:plain

パネルラインにも擦り付けていきます。

最後に風防、主脚、アンテナを取り付けて完成。

 

f:id:akabo999:20201003231108j:plain

f:id:akabo999:20201003231416j:plain

f:id:akabo999:20201003231452j:plain

f:id:akabo999:20201003231520j:plain

f:id:akabo999:20201003231645j:plain

今回の製作を振り返り、

まずはリベット表現。穴が小さすぎたようですね。

でもこのスケールではある程度間引きは必要かも。

分かったことは間隔を測り、まっすぐになるよう工夫して

専用の道具を使う事。

インベイジョン・ストライプは塗装剥がれ有りきだったので

気楽に塗装出来ました。

これをクッキリハッキリとするならきちんとマスキングは

必要かも。

概ねイメージ通りに仕上がったので良かったです。

今回も楽しめました。

失敗を恐れずに楽しむことが大事ですね。

アカデミーの安いキット、楽しむ価値アリです!

 

f:id:akabo999:20201003231743j:plain

バルコニーにて