生き方・・・

叔父の葬儀に出席してきました。

 

叔父は私の母の兄で、父の大学時代の友人でした。

先代から受け継いだ病院の医師で、先代同様市内では評判の名医でした。

叔父も私の父と同じ「福祉で儲けてはいけない」を理念としてました。

しかし一方で経営は逼迫していきます。

そこで立ち上がったのが叔母でした。

叔母は明治期に活躍した医師の子孫でしたが、

町医者の所に嫁に出されることに抵抗感があったと伝え聴いています。

徹底したリストラ、コストダウン。

よくテレビドラマでありますね。

現場を知らない理事長が無理なリストラやコストカットを敢行して

現場は大変なことに!って。

・・・経営持ち直したんですよ。

しかし評判と引き換えに。

病院内でも理事長であり院長である叔父より

理事の叔母の方が恐れられる存在に。

私の父が園長をしていた特別養護老人ホーム

叔父が経営していたのですが、

叔母がそこの理事長に就任するとリストラと徹底したコストダウン。

入金が滞ってる入所者は別の施設を紹介して半ば強制的に追い出す。

経費の掛かる催し事は入所者の楽しみであっても中止。

「余生を楽しんでもらいたい」父と真っ向から対立。

しかし人事権等を完全に掌握した叔母には勝てませんでした。

お金で雇った事務方で周りを固められ万事休す。

一挙手一投足を逐一報告され、クビにする口実を探していたとのこと。

叔母からの歪曲された内容を聴かされた叔父が苦言を言ってくることも。

そんな状態が数年続き父は心労からダウンし、

精密検査で胃ガンが見つかり手術。

再発はないものの腹部動脈瘤が見つかり意を決して退職。

「福祉を商売にした」叔母に母も激怒。

自然と叔父方と疎遠になっていきました。

 

私の父に認知症が出始めたのと同じ頃に叔父も大病を患います。

私の従弟にあたる、叔父の息子が跡を継いで3代目に。

幼い頃から名門学校の寄宿舎に入れられ育った息子は

父親に対する愛情は無く恨みを持っているかのよう。

しばらくは経営する医療施設の一角を

父親の居住スペースとしていましたが、

最近になって市外の病院に入院させていたとのこと。

いよいよ手術が必要となり、

病院側の「もしもの時に延命治療をしますか?」との問いかけに

叔父は「望む」と告げるも、家族が拒否を。

一縷の望みをかけた手術の二日後に死去。

手術から意識が戻らないままとのこと。

 

葬儀は淡々と執り行われました。

私は通夜に駆けつけることは出来なかったのですが、

寝ずに叔父の傍らでロウソクの灯を見ていた妹である母の話では、

家族の誰一人寄り添って一夜を明かしたものはいなかったと。

叔父の兄弟の方の涙は悲しみというより怒りの涙に感じました。

 

葬儀の後なんともやりきれない気持ちを振り払い、

喪服を着替えて父の見舞いに。

あいにく寝ていたのですが顔の表情、艶がいい。

最近はリハビリで立ち上がることが出来るようになったと母が言っていました。

 

叔父と同じ年齢で、延命治療を拒否した父は生きている。

生と死。

人生とはこうも皮肉なものなのか。

収骨を面白そうにやる幼い孫たちに

叔父はどんな思いを抱いて天への階段を昇っていくのか。

 

帰りの車の中、妻も無言。

と、そこに三連水車の看板が目に入る。

「寄ろうか。」

「・・・うん。」

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去年7月の水害で被害に遭った朝倉の三連水車。

地元の方の努力で再生されました。

まだまだ周りには水害の爪痕が残っています。

いろんな意見もあったようですが、

復興のシンボルとして被災者の希望となっています。

西に傾いた日差しを浴びながら水の跳ねる涼しげな音を聴き、

気持ちを幾分か和らげることが出来ました。

 

これからの限りある人生、どのように生きるか。

立派な生き方は出来ずともせめて

私と妻の葬儀では怒りの涙を流させない、

そんな生き方をしなければ。

 


朝倉の三連水車 2018年8月

ASKA「SYMPHONIC CONCERT」決定!(追記)

最近仕事が忙しく、家庭の方でもいろいろ問題が山積みでして・・・

実はASKAの毎月配信の新曲も聴けてない状態です。

そんな状態にも拘らず眠れないからワールドカップはよく観れました。

しかし、はっと目が覚めた時は試合終了、なんてのはざらでしたが。

ワールドカップについて、日本代表について自分なりに総括したいのですが、

時間も心にも余裕が無い。

今晩は息子の様子がおかしい。

仕事が決まるまでゲームを禁止してるのが相当ストレスみたいだ。

モノに当たり散らす音が部屋から聞こえる。

ヒルツ家は大丈夫なのか?

今ははっきりと言えます、「わかりません!」(笑)

 

ASKAが秋からのコンサートを発表しましたね。

billboard classics

ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 THE PRIDE」

詳細や事の成り行きはASKAのブログや

FellowsのTwitterなどで紹介されてますので

私が改めて書く必要もないでしょう。

というか、私もまだよーと分かっとらんとです(笑)

 

SYMPHONIC CONCERT。

 

4年前、絶望の淵を彷徨っていた私に一筋の明かりを灯してくれたのが

YouTubeで観たCHAGE&ASKAの『PRIDE』でした。

その後、『はじまりはいつも雨』、『けれど空は青』で生きる力、

生きる気力をもらいました。

傷だらけの自分と向き合い、自分を受け入れ、生きていく道を選びました。

常に一匹狼だった自分を周りがサポートしてくれ職場にも復帰。

多少の波はあるもののそれなりに仕事は出来ている。

仕事の休憩時間などにYouTubeCHAGE&ASKAASKAの歌声を聴き、

歌う姿を観るのが日課でした。

そんな時に著作権の問題でYouTubeで観れなくなる事態が。

当たり前といえば当たり前なのですが私にとっては一大事。

CHAGE&ASKAASKAのCDをいろいろと手に入れました。

もちろんオリジナルは良いのですが、何か違う。

そしてようやくそれが

「SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 "SCENE"」

だとわかりました。

早速探して探して中古のDVDを購入。

定価の2倍以上(3倍近かった)の価格でしたが私にはこれが必要でした。

今も深夜に帰宅して眠れないとき、

一人そっとヘッドフォンして観ています。

オーケストラの深みのある演奏の中で伸びのあるASKAの歌声が魂を揺さぶる。

 

2008年頃は音楽を聴くこともなく企業戦士としてがむしゃらに働いていた時代。

あの頃の自分とは良くも悪くも大きく変わった。

でも間違いなく良かったと言えるのはASKAの歌声に出会えたこと。

『SYMPHONIC CONCERT』

『THE PRIDE』

私にとって特別なキーワードなのです。

ASKAに会えるのが楽しみです。

 

えっ、チケットまだやろって?

大丈夫、偶然でなく必然ですから。

 

 

だよね?

 

・・・だよね?

 

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今、病気と闘ってる仲間のFellows。

一緒に会場でASKAの雄姿を見、歌声に酔いしれましょう。

皆の想い届け!

世界のサッカーが変わろうと・・・

2018FIFAワールドカップロシア大会もいよいよ残り2試合ですね。

ベルギー代表vsイングランド代表の3位決定戦に

フランス代表vsクロアチア代表の決勝。

 

今大会もこれまで数々のドラマがありましたね。

前回大会の覇者、ドイツ代表のグループリーグ敗退。

繰り返された、優勝候補筆頭のブラジルの悲劇。

無敵艦隊、スペイン代表の落日。

そもそもイタリア代表とオランダ代表が出れなかったことが驚きでした。

スーパースターも失意のうちに今大会を去っていきました。

クリスティアーノ・ロナウドリオネル・メッシイニエスタ・・・

 

ここまで観てきて感じたことを書きます。

といっても全試合きちんと観たわけではないのですが(笑)

サッカーの質というかスタイルが変わってきてますね。

 

2008年の欧州選手権、2010年のワールドカップ南アフリカ大会、

2012年の欧州選手権を制したスペイン代表。

そのスタイルはショートパスを繋いで連動して相手を崩していく

’ティキ・タカ’と呼ばれるポゼッション・サッカー。

独特のリズムで我々ファンを魅了しました。

ドイツ代表も圧倒的なポゼッションで相手を崩すサッカーでしたね。

しかし両チームとも、特にドイツ代表は見せ場を作れず敗退。

完全に守りに入った相手に攻めあぐねているところを、

カウンターでやられました。

大番狂わせは偶然でなく必然な気がします。

圧倒的なポゼッションでパスを繋いで相手を崩そうとしても

相手が引いて追ってこなければ崩しようがありません。

打開しようとしてサイドチェンジする球を狙われカウンターを喰らう。

徹底した守備でのカウンター狙いは観てても面白くありません。

しかしポゼッション・サッカーに対抗するには効果的です。

一世を風靡したスタイルが過去のものとなりつつあります。

代わりに台頭してきたジェネレーションはスピードでしょうか。

中盤でのパス回しをできるだけ省略し縦へ。

前線或いは2列目のスピードのある選手が抜け出す。

ある意味時代と逆行するような感じですが、

今までにないようなスピード・サッカー。

まさに今のフランス代表ではないでしょうか。

アルゼンチン代表との一戦はジェネレーションを感じさせるものでした。

準決勝のベルギー代表との一戦は一転守備に徹しましたね。

アルゼンチン戦のような追いつ追われつの展開を期待してたのですが、

したたかさを見せつけられました。

ベルギー代表は中盤のアザール、デ・ブルイネが躍動するも

前線のルカクが徹底的にマークされ苦しみました。

試合後にベルギー代表の選手がフランスの戦い方に

アンチ・フットボール!」と語気を強めて言ってましたが

気持ちはわかります。

しかしこれもフットボール

準決勝のもうひと試合、イングランド代表vsクロアチア代表の一戦。

これはもう白熱しましたね。

サッカーの母国イングランドは昔から変わらずロングボール中心。

大きな体をいかしてのセットプレーからの得点は群を抜いてました。

対するクロアチア代表も攻撃陣の迫力は負けていません。

クロアチア代表は決勝トーナメントに入って3戦全試合で延長戦に突入。

最後は執念、精神力でクロアチアに軍配が上がったようでしたね。

疲労が決勝戦に影響しなければよいのですが。

クロアチア代表の中盤に君臨するモドリッチのタクトさばきが勝るか、

フランス代表の若きスピードスターが時代を塗り替えるか。

世紀の一戦は15日24時から。

 

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レ・ブルー、フランス代表

 

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東欧の雄、クロアチア代表

 

その前に3位決定戦は14日23時です。

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赤い悪魔、ベルギー代表

 

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サッカーの母国、イングランド代表

敗退したドイツ代表に思う事・・・

決勝トーナメントに入って激闘が続いていますね。

これからが本当のワールドカップです。

 

日本代表のポーランド戦での試合運びで賛否両論が沸き起こってますね。

ある国ではファンが5人集まると5人の監督が出来ると言います。

「俺が監督だったら・・・」と皆が皆、違う戦術・戦略を主張するのです。

賛否両論はある意味いいことだと思います。

またあの一試合だけで結論付けることは出来ません。

これからの決勝トーナメントではリスクを恐れていては勝てません。

サムライとして立ち向かっていく姿を皆で応援しましょう!

 

いきなり好カードでしたね。

フランスvsアルゼンチンはビューティフルゴールの応酬!

打ち合いの末、4-3でフランスが激闘を制しました。

ウルグアイvsポルトガルは死闘の末、

2-1でウルグアイが勝ち進みました。

アルゼンチンの至宝メッシも、

ポルトガルの英雄クリスティアーノ・ロナウドも大会を去ることに。

二人とも数々のトロフィーを掲げてますが、

4度目のワールドカップ出場も栄光を手にすることなく去っていきました。

スペインも負けたようですね。

一時代を築いたチーム、スーパースターが

時代の波に飲み込まれたような感じですね。

確実に新しい波が押し寄せている。

フランス、レ・ブルーの背番号10を背負うムバッペは19歳!

大会前から注目選手でしたが末恐ろしい逸材です。

ミシェル・プラティニジネディーヌ・ジダンに続く10番の系譜。

これからどんな活躍を魅せるか楽しみです。

 

と、ここで実は書きたいことが。

前大会(2014年ブラジル大会)優勝国のドイツが

まさかのグループ予選最下位で大会を去りました。

私はサッカーを始めたころに

初めてワールドカップをテレビで観たのが西ドイツ(当時)代表の試合でした。

白と黒のユニフォームがカッコよくて。

その後、録画で過去のワールドカップを観るのですが、

フランツ・ベッケンバウアーのプレーにしびれました。

リベロというポジションを定着させたプレーヤーであり、

優雅な身のこなしと紳士的なプレーで皇帝(カイザー)と呼ばれています。

1966年イングランド大会での決勝、

イングランドとの延長戦の末涙を飲みました。

1970年メキシコ大会では準決勝でイタリアと死闘。

ベッケンバウアーは後半に右肩を脱臼するも

腕をテーピングで固定し最後までピッチに立ち続けました。

シーソーゲームの点の取り合いは延長までもつれ込むも

最後は力尽き大会を去ります。

1974年西ドイツ大会は主将として母国を優勝に導きました。

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フランツ・ベッケンバウアー引退後、西ドイツを引っ張ったのが

カール=ハインツ・ルンメニゲ

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鋼のような体でドリブルする姿はまさに「ゲルマン魂の権化」。

不屈の闘志でチームを引っ張りました。

1982年スペイン大会では決勝でイタリア相手に涙を飲みました。

1986年メキシコ大会では決勝で

ディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れました。

ルンメニゲの後にチームを引っ張ったのがローター・マテウス

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1990年イタリア大会で決勝の相手は、

前大会決勝で敗れたディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチン。

天才マラドーナを封じ込み見事に優勝。

因みに1986年と1990年の西ドイツ監督は

フランツ・ベッケンバウアーでした。

1994年アメリカ大会、1998年フランス大会は

ドイツ統合等が影響したのかベスト8止まりでした。

21世紀に入ると新しい力が台頭。

GKオリバー・カーンが気迫のこもったプレーでチームを引っ張ります。

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2002年の日韓共同開催の大会では決勝でブラジルと対戦。

ブラジルの怪物ロナウドの活躍で涙を飲みます。

2006年ドイツ大会ではミヒャエル・バラックがチームをまとめます。

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知的でインテリジェンス溢れるプレーは

ベッケンバウアーとも比較され「小皇帝」とも。

旧東ドイツ出身の初のキャプテンとなりました。

2006年大会は3位にチームを導きました。

バラックの後はフィリップ・ラームがチームをまとめます。

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彼の献身的なプレーはチームを安定させ、サイド攻撃でチャンスを作りました。

2010年南アフリカ大会では優勝国スペインに準決勝で敗れ3位になっています。

そして2014年ブラジル大会では強豪フランスを準々決勝で下し、

開催国ブラジルを準決勝で7-1で粉砕、

決勝ではメッシ率いるアルゼンチンを下し優勝。

 

大会後、ラームは代表引退を発表。

ドイツ代表チームは圧倒的ボール支配率と決定力で

リーダー不在でも勝ち続けました。

2018年大会の欧州予選でも負けなし。

死角は無いように見えました。

 

しかし大会直前の強化試合では一転して低調なパフォーマンス。

それでもゲルマン魂が最後に、と淡い期待を胸に大会に突入。

その期待も虚しくグループ予選一戦目で

メキシコに押し込みながらも速攻から点を取られ敗北。

2戦目も圧倒的にボールを支配しながら辛くもスウェーデンに逆転勝ち。

3戦目韓国戦は勝つことが絶対条件で得失点差も考慮しなければならない試合。

韓国を圧倒するボール支配率も26本のシュートを外し、

前がかりになったアディショナルタイムに2失点。

失意のグループリーグ最下位での敗退となりました。

 

なにがドイツ代表に起こったのか。

いろんな意見、見方があると思いますが、

結果を出した大会には必ずチームを引っ張るリーダーがいました。

今大会はそのリーダーがいなかったように思います。

チームに嫌なムードが漂うと叱咤激励するリーダー。

闘志むき出しでボールを追っていく姿を見せるリーダー。

優秀な選手が多いドイツの課題はリーダー育成なのかもしれません。

 

日本は長谷部がリーダーとして君臨してますね。

常に冷静な状況判断が出来、チームに指示を出せるリーダー。

先ずは明日深夜3時からのベルギー戦。

 

仕事がすんなり終えるかがカギか(笑)

日本代表一次リーグ突破!

先程、ワールドカップサッカーロシア大会の

日本対ポーランドが終了しました。

試合は0-1で負け。

しかし同じグループのセネガルも負けたため、

勝ち点差、得失点差は同じものの

フェアプレイの差(警告カード枚数)で

一次リーグ突破が決定。

 

試合はというと、引き分け以上で一次リーグ突破が確定する日本。

前の2戦から先発6人を代え、

フォーメーションも4-2-3-1から4-4-2に変更。

前の2戦、結果は残すも出来そのものは良いとは言えなかった。

にしてもこの先発入れ替えの意味は何だったのか。

機能していた香川ー乾のホットライン。

結果を残し相手への脅威になる大迫。

この3人を外した意味が理解できない。

 

主導権を握るも相変わらず詰めが甘い。

ポーランドもガチガチこないので日本も球離れが悪い。

守備はカウンターであわやの場面も。

前の試合で痛恨のミスを犯した川島がビッグセーブを見せる。

前半は0-0で折り返す。

後半14分セットプレーから先制を許すと

その後はパスミスが目立つ。

明らかに動揺している。

そんな中、もう一つの試合でコロンビアが先制。

このままだと上記の差でセネガルを上回り、

日本は一次リーグ突破が決まる。

残り10分を残して控えに回っていた長谷部をピッチに送る。

FWに代えて守備的MFをなぜここで?

すぐにわかりました。

長谷部の指示のもと、最終ラインでパスを回して攻めない。

このまま0-1で終了するという算段。

それにはあくまでこのままセネガルの負けが前提。

最後の10分は攻めず最終ラインで球回し。

ポーランドは1点リードのため無理して追おうとしない。

そのまま0-1でタイムアップ。

その後、他会場のセネガルも0-1で負けたため

日本の一次リーグ突破が確定。

一次リーグ突破は嬉しいものの

積極的に闘うことをせず、セネガルの負けに賭した。

もしセネガルアディショナルタイムに1点入れていたら、

日本の一次リーグ敗退が決定していました。

積極的に点を取りに行かなかった西野ジャパンに

「感動をありがとう!」と言えますか?

空港で「よくやった!」と労いの言葉を掛けれますか?

結果オーライ!でいいのでしょうか?

 

海外メディアは早くも今大会の珍事として報道しています。

 

決勝トーナメントでは本来のサムライの姿を見せて欲しいものです。

2018ワールドカップサッカーロシア大会がもうすぐ開幕!ー追記ー

いよいよ今月14日に開幕する、

「2018FIFAワールドカップサッカーロシア大会」。

楽しみでワクワクしています。

自国の威信と名誉を懸けた熱い闘いが1ヶ月繰り広げられます。

今回はどんなドラマが生まれるのでしょうか。

来月7月15日の決勝まで寝不足が続きそうです。

 

 

注目のスター選手は、

グループBのポルトガルの絶対エース、クリスティアーノ・ロナウド

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日本でもCMでお馴染みですね。

バロンドールなど数々のタイトルを受賞。

2016年の欧州選手権ではポルトガルを優勝に導きました。

33歳とこの大会が最後となる可能性大で

唯一手にしていないワールドカップのトロフィーを掲げたいところ。

異次元の彼に周りの選手がどこまでついて行けるかがカギか。

 

 

グループDのアルゼンチンの至宝、リオネル・メッシ

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メッシもCMに出てますね。

彼もバロンドール等数々の賞を受賞。

クラブでは何度もタイトルを獲ってますが代表では無冠。

30歳でこの大会が最後になる可能性もあり。

ロナウド同様悲願のトロフィーを手にすることができるか。

タレントに恵まれたアルゼンチンだがまとまりが課題か。

 

 

グループEのブラジルのエース、ネイマール

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前回ブラジル大会で母国優勝の夢を背負って闘うも準々決勝で負傷。

出場出来なかった準決勝でブラジルはドイツに1-7で敗退。

ブラジル国民が悲嘆にくれる屈辱の母国開催大会となりました。

その雪辱を胸に挑む今大会。

優れた選手が多く常に優勝候補筆頭である重圧を跳ね返すか。

 

グループFのドイツのトニ・クロース

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前回優勝の立役者。

彼の精密機械のような長短自在のパスが多くのチャンスを演出。

ドイツは若手とベテランが融合し、ブラジルと共に優勝候補筆頭。

 

グループBで奇しくも隣国ポルトガルと戦うことになった

スペインのイニエスタ

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2010年南アフリカ大会の決勝戦で決勝ゴールをあげました。

今大会後、一筋だったバルセロナFCから

Jリーグヴィッセル神戸に入団が決まってます。

 

他にも注目選手は沢山いますが、

わが日本代表はと言えば・・・

怪我から復調しつつある香川、本田、長友がチームの柱となりそう。

 

復調しポテンシャルを発揮出来れば・・・

香川にはそんな期待を持たせるものがある。

本田はスピードが無くブレーキとなってしまう可能性があるが、

常にチームに緊張感を持たせるその存在感が選考理由か。

長友はチームのダイナモとして必要不可欠と私は考えます。

大会直前によもやの監督交代で驚きましたが、

前任のハリルホジッチ監督も予選突破は果たすものの、

いまいち戦術がはっきりしない。

良くも悪くも常連の海外組選手次第だった。

その常連海外組の選手でなく若手を重用しだしての突然の解任。

その意味を、後を引き継いだ西野監督が分からないはずがない。

西野監督が出した答えはサプライズ無し。

もともと西野監督は冒険をしないタイプですので予想は出来てました。

とはいえ、日の丸を背負い闘うのですから応援しなければ。

日本代表はこの後、

6月8日にスイスと同12日にパラグアイと強化試合を行い大会へ。

グループHでの大会初戦は19日にコロンビア。

24日にセネガル、28日にポーランドとなります。

このグループで2位以上でなければ決勝トーナメントに進めません。

 

では対戦相手を見てみます。

コロンビアとは前回2014年大会でも同グループで1-4で敗れています。

コロンビアにはハメス・ロドリゲスというスター選手がいます。

他にも素晴らしい選手が多く日本が勝利するのは至難の業でしょう。

 

セネガルは中心選手がヨーロッパのリーグで活躍しており、

決して侮れる相手ではありません。

先日、日本代表が大会に出れないガーナに敗れたように

日本はアフリカのチームに弱い。

前回大会同じグループだったコートジボアールに逆転され敗れてます。

身体能力の差でしょうか、スピードについていけない。

組織力としては決して劣っていないのですが。

 

グループ最終戦ポーランド

ポーランドには世界屈指のストライカー、

ロベルト・レヴァンドフスキーがいます。

所属するクラブ、バイエルン・ミュンヘンでは

途中出場して9分で5ゴールを記録したことがあります。

日本はこの選手を抑えることが出来るかが勝負の分かれ目になる。

 

なんだ、勝ち目無いじゃん・・・

ではなく可能性はゼロではない!

選手は最後まで諦めず勝ちを信じて闘います。

私達も最後まで応援していきましょう!


2010年W杯南アフリカ大会 日本代表ハイライト

 

頑張れ、サムライたち!

 

 

GOOD TIME

息子の離職、娘の不登校

入院している親父の症状の悪化。

色々とあるが仕事に打ち込むことで何とか心の張りを保っていた。

深夜に帰宅するも眠れず、睡眠薬も効果ない。

朝は出勤時間ギリギリまでベッドから起きれず。

疲労が蓄積されていくのが自分でもわかる。

好きな音楽を聴いて自分を奮い立たせる。

そんな毎日を何とか凌いでいた。

 

本人も不登校の原因がわからない笑顔の消えた娘。

そんな娘を焦らず、焦らせず見守っていこうと決めていた。

 

しかし、その日は音楽を聴いても何も感じなくなっていた。

どうしようもない憤り、制御できなくなった感情。

笑顔の無い娘に「どうしたいんだ?」と。

表情が曇る娘。

凍り付いた表情の妻。

自室に閉じ籠った娘を追いかけて話す妻。

戻ってきた妻が「もう少し言い方に気を付けて」と。

「どういえば心に響くんだ?」と言い返す。

その後口論となるも私の性格を知る妻が引き下がる。

 

砂を噛むような苦い思いが胸に込み上げて仕方がない。

その夜はほとんど眠れず出勤。

弱り目に祟り目とはこういうことか。

出勤早々トラブル続きで休む間もなく一日が終わっていく。

気が付けば深夜、妻も娘も寝静まっている。

シャワーを浴びてベッドに倒れ込むも今夜も眠れない。

次の日も次の日もやるせない思いだけが募る。

 

 

いつものように深夜に帰宅、明日は休みだ。

疲れているにも関わらず今夜も眠れそうにない。

そんな目に飛び込んできたのは

今年3月に手に入れるもまだ観ていないDVD、

ASKAのコンサートツアー『GOOD TIME』。

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テレビを点けてDVDをセット。

家族は寝ているのでヘッドフォンをする。

最初ワクワクするも始まると麻痺したように何も感じない。

しかし大好きな曲「月が近づけば少しはましだろう」が

流れ出した途端、押し殺していた感情が噴き出す。

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魂が震えるとはまさにこういうことなんだ。

ASKAの歌声に集中する。

曲が進むにつれ、いろんな気持ち、感情が開放されていく。

ラストの「けれど空は青~close friend~」では、

涙が止めどなく流れ落ちる。

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そうだ、この感覚。

「感動する」

この感動するということがなくなっていた。

 

いろんなことから必死に感情を制御しようとしていた。

しかし無理に押さえつけた結果、制御不能に陥っていた。

 

感情を制御することは大事である。

しかし同時に開放することも大事であるということ。

分かってたつもりでも自然と自分を追い込んでいた。

 

気付かせてくれたのはASKAの歌声。

魂の籠った歌声が私を救ってくれた。

 

これからにとって、

この夜は間違いなく『GOOD TIME』だ。