ヤマハのオートバイ、SR400ですが9月1日に生産終了と発表が。
1978年に発売され、約39年間スタイルを変えずロングセラー車種となりました。
2008年に排ガス規制により一時生産中止となりましたが、
2009年には環境規制対応モデルが発売に。
しかし今年の新たな排ガス規制には対応しておらず、
やむなく生産終了となったようです。
私が20代前半から中頃にかけて乗り回してました。
1980年代後半から1990年代前半かな?
当時の愛車です。
初期型でディスクブレーキ、スポークホイール仕様です。
当初、カワサキZ400FXかホンダCBX400Fを買おうと、
バイトで貯めたお金を握りしめて中古バイク屋へ行ったのですが、
こいつを見るなり、「これに決めた!これがいい!」って。
もうひとめぼれでした。
スピードは出ず、飛ばす仲間から笑われましたが、
単気筒エンジンのドッ、ドッ、ドッという独特な重低音と鼓動。
乗った者にしかわからない魅力があるのです。
クラシカルなフォルムも魅力ですね。
当時はレーサーレプリカが人気になり始めたころで、
SR400は決して人気車種ではありませんでした。
しかし、他のバイクにない魅力があるからこそロングセラーとなったのです。
私の愛車SR400ですが、
当時の彼女がヘルメットをかぶるのを嫌がり、
その間に就職も決まり、
ローンで買った中古のスカイラインが私の日常の足となりました。
週に一回程度、一人になりたい時にこいつに跨り山へ走りに行きました。
深夜に仕事から帰宅し、
一人ヘルメットをかぶり眠りについた街を走り抜け山へ。
山の頂で朝焼けの空を見て感動してました。
俺はなんてちっぽけなんだろう・・・
なんでそんなことで悩んでんだ?
そのうち乗る回数も減り、会社の後輩が譲って欲しいと。
いろいろ手続きをしてやって、
「大事にしろよ」とキーを渡しました。
「ありがとうございます、大事にします。」と頭を下げて走り去った後輩。
次の日、出勤すると頭に包帯を巻いた後輩が・・・
「いや~、まいったっすよ。ちょっとスピード出したら横から車が。」
幸い軽傷で済んだがSR400は廃車だと・・・
「そうか、軽傷でよかったな。」(大事にしますと言ったよな・・・)
実はカミさんには内緒ですが、
定年後に退職金でSR400を買おうと思っていまして。
まだまだ先ですが、いろいろと中古の程度のいい奴を探してたんです。
ところが排ガス規制ということで、
じゃ、その排ガス規制に対応した車種じゃないとこの先買えないよねと。
ちょっとがっかりしていましたが、
ヤマハのホームページには
「SR400は排ガス規制に対応した後継モデルを開発中(発売時期は未定)」
と嬉しい告知が。
なんだ、そういうことか。
どうか後継モデルも基本スタイルは貫いて欲しい。
ヤマハさん、頼みますよ!