世界のサッカーが変わろうと・・・

2018FIFAワールドカップロシア大会もいよいよ残り2試合ですね。

ベルギー代表vsイングランド代表の3位決定戦に

フランス代表vsクロアチア代表の決勝。

 

今大会もこれまで数々のドラマがありましたね。

前回大会の覇者、ドイツ代表のグループリーグ敗退。

繰り返された、優勝候補筆頭のブラジルの悲劇。

無敵艦隊、スペイン代表の落日。

そもそもイタリア代表とオランダ代表が出れなかったことが驚きでした。

スーパースターも失意のうちに今大会を去っていきました。

クリスティアーノ・ロナウドリオネル・メッシイニエスタ・・・

 

ここまで観てきて感じたことを書きます。

といっても全試合きちんと観たわけではないのですが(笑)

サッカーの質というかスタイルが変わってきてますね。

 

2008年の欧州選手権、2010年のワールドカップ南アフリカ大会、

2012年の欧州選手権を制したスペイン代表。

そのスタイルはショートパスを繋いで連動して相手を崩していく

’ティキ・タカ’と呼ばれるポゼッション・サッカー。

独特のリズムで我々ファンを魅了しました。

ドイツ代表も圧倒的なポゼッションで相手を崩すサッカーでしたね。

しかし両チームとも、特にドイツ代表は見せ場を作れず敗退。

完全に守りに入った相手に攻めあぐねているところを、

カウンターでやられました。

大番狂わせは偶然でなく必然な気がします。

圧倒的なポゼッションでパスを繋いで相手を崩そうとしても

相手が引いて追ってこなければ崩しようがありません。

打開しようとしてサイドチェンジする球を狙われカウンターを喰らう。

徹底した守備でのカウンター狙いは観てても面白くありません。

しかしポゼッション・サッカーに対抗するには効果的です。

一世を風靡したスタイルが過去のものとなりつつあります。

代わりに台頭してきたジェネレーションはスピードでしょうか。

中盤でのパス回しをできるだけ省略し縦へ。

前線或いは2列目のスピードのある選手が抜け出す。

ある意味時代と逆行するような感じですが、

今までにないようなスピード・サッカー。

まさに今のフランス代表ではないでしょうか。

アルゼンチン代表との一戦はジェネレーションを感じさせるものでした。

準決勝のベルギー代表との一戦は一転守備に徹しましたね。

アルゼンチン戦のような追いつ追われつの展開を期待してたのですが、

したたかさを見せつけられました。

ベルギー代表は中盤のアザール、デ・ブルイネが躍動するも

前線のルカクが徹底的にマークされ苦しみました。

試合後にベルギー代表の選手がフランスの戦い方に

アンチ・フットボール!」と語気を強めて言ってましたが

気持ちはわかります。

しかしこれもフットボール

準決勝のもうひと試合、イングランド代表vsクロアチア代表の一戦。

これはもう白熱しましたね。

サッカーの母国イングランドは昔から変わらずロングボール中心。

大きな体をいかしてのセットプレーからの得点は群を抜いてました。

対するクロアチア代表も攻撃陣の迫力は負けていません。

クロアチア代表は決勝トーナメントに入って3戦全試合で延長戦に突入。

最後は執念、精神力でクロアチアに軍配が上がったようでしたね。

疲労が決勝戦に影響しなければよいのですが。

クロアチア代表の中盤に君臨するモドリッチのタクトさばきが勝るか、

フランス代表の若きスピードスターが時代を塗り替えるか。

世紀の一戦は15日24時から。

 

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レ・ブルー、フランス代表

 

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東欧の雄、クロアチア代表

 

その前に3位決定戦は14日23時です。

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赤い悪魔、ベルギー代表

 

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サッカーの母国、イングランド代表