F-1がマイブーム・・・
シフト勤務で眠い目をこすりながらコツコツと進めていました。
誰もが知ってる・・・はずの深紅のフェラーリ。
1989年のF-1マシン、「フェラーリF189 後期型」。「フェラーリ640」とも言います。
エンジンはフェラーリ伝統の12気筒。
独特のエンジン音で好きなんです。
ドライバーはナイジェル・マンセルとゲルハルト・ベルガー。
この年は16戦中、マンセルが2勝、ベルガーが1勝。
注目を集めたセミオートマチック・トランスミッションのトラブルで、
リタイアが続きました。
しかしその後の、いち時代を築く先駆的なマシンでした。
ドライバーは大好きなナイジェル・マンセル。
この頃のF-1マシンはシンプルでした。
もちろん、いいマシンとそうでないマシンの差はありました。
しかし、それでもドライバーのハンドリングで多くの見せ場を作ってくれました。
この年のハンガリーGPでは予選12位のマンセルが怒涛の追い上げで、
トップを走るセナをかわし優勝。
ポルトガルGPではマンセルがピットストップのさいにオーバーラン。
禁止されてるバックギアを使い、周回中に黒旗失格が。
しかし黒旗を無視して周回を続けるマンセルはあろうことか
トップを走るセナのマシンに接触してリタイアに追い込む。
当時は良くも悪くもドライバー同士がドラマを生み出していた。
今のF-1はマシンや組織が複雑になり、
ドライバー同士の駆け引き、ドラマが見えにくいように思えます。
それでも今年のハンガリーGPでは久しぶりにドラマを見た気がしました。
フェラーリが1-2フィニッシュを飾ったことも嬉しい。
苦戦続きだったホンダエンジンのマクラーレンも6位入賞。
これからに期待が持てる結果でした。
F-1が観たいがために有料放送に加入したのですから、
ドライバー同士の熱きバトルを見せて頂きたい。
これは1991年のイギリスGPでのヒトコマ。
優勝したマンセル(この時はフェラーリではなくウィリアムズ)が
最終周にガス欠で止まったセナを乗せてウィニング・ランをする様子です。
決して仲の良い間柄ではなかったようですが、
お互いをリスペクトし合っていた。
命を懸けて走っているわけですから、
信頼がないと怖くて走れませんよね。
この二人は1992年のモナコGPでF-1の歴史に残る名バトルを繰り広げます。
当時は日曜の夜中に生中継でした。
次の日に仕事があるのに手に汗握り画面に見入っていました。
観終わったあとも興奮して眠れなかったのを憶えてます。
また手に汗握るバトルを観たいものです。